どなべのブログ。

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淡々とゲーム遊んだり、ゲーム持論を展開する予定です。

レビュー「ICEY」(Switch)

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メタフィクションはお好きですか。僕は好きです。

虚構側から現実側に介入するあの感覚が独特で面白いんですよね。

ただ、塩梅を誤るとダダ寒いモノになってしまうので扱いが難しそうですが。

このゲームはその点は良かったと思います。

 

「ICEY」は、中国のインディーデベロッパー・FantaBlade Networkが開発した2Dアクションゲームです。

ただし2Dアクションというのは上辺のもので、本題はメタフィクション要素がふんだんに混じった、ある意味ギャグゲーといえるでしょう。

 

今回プレイしたのは、完全日本語対応したNintendo Switch版です。

これまでPC版がリリースされていたのですが、日本語には対応しておりませんでした。

 

【良かった点】

  • メタネタ満載のお笑い要素

プレイヤーは、ICEYと呼ばれるアンドロイド少女を操作していきます。

案内役として、「ナビゲーター」いわゆる天の声も登場するのですが、このナビゲーターはご親切にも次に進むべき方向を教えてくれます。

しかしここで進行方向を無視する、あえて穴に落ちる、などしてナビゲーターの意に反した行動を起こすと、ナビゲーターはツッコミをいれてくる...そこがこのゲームの魅力となっています。

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指示を無視するプレイヤーにブチ切れ状態のナビゲーター。

ナビゲーターの声を担当するのは、声優の下野紘氏。

最近のゲームだと、「ゼノブレイド2」の主人公レックス役などを担当されています。

ローカライズも十分整っているレベルなので、プレイにはまったく問題ありません。

 

  • 爽快なアクション

「一応」評価点として入れておきますが、2Dアクションとしてのクオリティも良いと思いました。

ICEYがハイスピードで敵ロボットをバッサバッサと斬り倒していくのは非常にスタイリッシュでなかなかの爽快感があります。

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素早すぎて、なかなか良いスクショが撮れませんでした。

弱・強攻撃を組み合わせて技を出し、ダッシュで敵の攻撃を避ける。

パワーアップ要素もあり、コンボを繋ぎ、敵をガンガン殲滅していくのが魅力のひとつ...となるはずでした。

しかしこのゲームは、前述のようにナビゲーターをいじるのが本筋のゲームです。

アクション要素はオマケ、とまでは言いませんが、メタ要素が強すぎて若干影が薄くなってしまいがちでしたね。

 

【悪かった点】

  • ボリューム不足

まず感じるのがボリュームが無い、ということです。

実際のところ、矢印に従ってアクションだけを堪能すると2,3時間程度で終わります。

ボスもインパクトが薄いので、クリアしてもいまいち達成感は残りませんでした。

(ただし...詳細は最後)

 

  • 主人公が小さい

主人公のICEYは非常に可愛らしいキャラクターです。

しかしながらアクションがハイスピードすぎて、その様子をしっかり収めることが難しいです。顔がアップになることもほぼありません。

ここはもう少しゲーム内でアピールできたのではないでしょうか。

ちょっと勿体ないなと感じました。

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美形だけど顔がイマイチ見えないICEYちゃん。

【総評】

前情報を入れずに、硬派な2Dアクション!と思って買うと肩透かしを食らうかもしれません。

ただ、ここまでメタネタに走ったゲームというのもなかなか無いですし、斬新さという面ではとても高いと思いました。

思っていた以上の掘り出し物を当てた感じで、満足できる作品でしたね。

みなさんもプレイする際には、どんどんナビゲーターに逆らいましょう。

下野さんの怪演が拝めますよ。

 

それからこのゲーム、隠しエンディングが存在します。

拝む条件はそれほど難しくないので、ぜひ挑戦してください。

そのとき、このゲームの真意がわかると思います。

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