どなべのブログ。

どなべのブログ。

淡々とゲーム遊んだり、ゲーム持論を展開する予定です。

レビュー「嘘つき姫と盲目王子」(PS4 / Switch / Vita)

f:id:donabe18:20180602184047j:plain

先日レビューしました「シャンティ」と同日に発売されたのが、こちらの

「嘘つき姫と盲目王子」です。

こちらも一気にクリアしてしまったので、さっそくレビューをしたいと思いますー。

あ、もちろんネタバレはナシですよ。

 

「嘘つき姫と盲目王子」は、日本一ソフトウェアから発売された2Dのアクションアドベンチャーです。

プレイヤーは「化け物」と「姫」の2つの姿を使い分け、様々なパズルギミックを解いていき、最終的に盲目の王子をゴールまで導く、というのがゲームの大まかな流れになっています。

お姫様が王子様の手を引いて進む、というスタイルは、かつての「ICO」を彷彿とさせますね。

(あれは逆に少年が少女を導くモノでしたが)

 

あらすじのほうは説明すると結構長くなるので、割愛いたします。

公式サイトに載ってるから読んでね!

ちなみに、ひと通りのクリア時間は約4時間でした。

 

【良かった点】

  • 可愛らしい絵本タッチのビジュアル

最大の魅力は愛らしいその見た目です。

さまざまなキャラクターが、童話や絵本のような優しいタッチで描かれています。

f:id:donabe18:20180602185855j:plain

童話のような穏やかな印象のタッチ。

本作のキャラクターデザインを担当しているのは、日本一ソフトウェアの小田沙耶佳さん。

ゲーム内の一部では、本物のアナログ絵を使用している部分もあるとのことで、こだわりが感じられますね。

また本作のイベントシーンは、これらのイラストとナレーションで展開されていきます。

透き通るような声のナレーションとともにイベントシーンを眺めていると、まさに絵本の世界に入り込んだ感じになりますよー。

f:id:donabe18:20180602185859j:plain

優しいイラストと透き通るナレーションの相乗効果はバツグン。

 

  • 初心者にも優しい2Dパズル

先述の通り、本ゲームは左右の移動とジャンプを軸にした2Dパズルアクションです。

ジャンルだけで言えば「LIMBO」や「INSIDE」に似ていますね(ただし、それらの作品よりはずっと易しい難易度です)。

 

本作のアクション要素の特徴としてあげられるのが「変身」という能力です。

王子は盲目のNPCなので、行く手を阻む敵が来ても攻撃する術がありません。そのため姫は「狼」に変身して、敵や障害物をたたきつぶしていきます。

その一方で、王子を引き連れるには手をつながなくてはなりませんが、狼にはそれができません。

ここで「姫」の姿に戻り、王子と手をつないで先へ進む...というのが基本システムになります。

状況に応じて、姫の姿を使い分けていくのが重要ですね。

f:id:donabe18:20180602193511j:plain

「狼」の姿。こちらも見慣れると可愛くみえてくる。

王子もただ待っているだけでなく、ゲームを進めると王子に指示した方向に歩いてもらったり、物を運んでもらうことなんかもできるようになります。

ここまで聞くと難しそうに思えるかもしれませんが、全然そんなことはありません。

敵を倒すのは難しくありませんし、パズルも比較的容易な内容になっています。じっくり考えればさほど難しくないでしょう。

それでも苦戦した場合は、10分以上経過したステージはポーズメニューからスキップ可能なので、アクションやパズルが苦手でも心配無用です。

f:id:donabe18:20180602193538j:plain

パズルが苦手な方でも安心!

さすがに終盤はちょっと急かされる部分があったりしますが、超難しいというほどではありません。

このように優しいのは画風だけでなく、中身も初心者向けに考慮されたマイルドな設計になっています。

 

【悪かった点】

  • ややぎこちないアクション挙動

本作には高度なアクションを要求される場面はほとんどありません。

ですが、それでも少しストレスを感じてしまうときがありました。

 

もっとも顕著だったのが「キノコ」のギミック。

「キノコ」はジャンプ台として使えるほか、高いところから落ちるときのクッション代わりにもなります(本作は高いところから落ちるとミス扱い)。

ところがこのキノコクッション、着地の判定が微妙に分かりにくく、またジャンプもいまいち空中での操作がぎこちないため、着地に失敗しそのまま死亡...といったケースが多々ありました。

f:id:donabe18:20180602191849j:plain

これが憎きキノコ。けどおいしそう。

あくまで僕の場合ですが、クリアまでの最多の死因はキノコ着地の失敗による落下死でしたw

純粋なアクションを求める人には向かないタイトルでしょう。

 

  • 強気な価格設定

本ゲームはお世辞にもボリュームがあるとはいえません。

先述の通り、初見の僕でも4時間程度でクリアできてしまいました。

収集要素もありますが、それもすでに9割程回収しています。

ただ僕個人の意見としては、このゲームはこのくらいのボリュームでいいと思っています。

あまり冗長過ぎても水増し間が強くて飽きそうだし、絵本のような世界というコンセプトからしても、あまり長すぎるのも考え物だと思うのです。

なので、中身としては適度だと思っています。 

問題なのは価格です。

某雑誌のレビューでもありましたが、「ボリュームと価格が釣り合ってない」のが残念でした。

経営的な都合もあったのかもしれませんが、もう少し控えめの価格のほうが納得して購入に踏み出せるのは間違いなかったでしょう。

 

【総評】

「2人で協力して繰り広げられる冒険」というコンセプトを、2Dパズルアクションのスタイルで仕上げた作品です。

内容はオーソドックスながら、「変身」という要素を使うことで、姫に化けた狼と盲目の王子という二者の関係を非常に上手に描写していると思います。

物語の結末も含め、全体のまとまりは素晴らしいと感じました。

最後は(´;ω;`)ブワッときましたよ!

アクション性や価格設定など細かな不満点はありますが、買ってよかったと思える作品でした。

f:id:donabe18:20180602194612j:plain

王子に花をあげる姫。キュンとくるぅ~(゚∀゚)

 

【余談】

本作の「原画展」が開催されるようです!

原画展開催のお知らせ | 嘘つき姫と盲目王子 | 日本一ソフトウェア

イラスト展示はもちろん、グッズ販売やトークショー、小田沙耶佳さんのサイン会もあるとか!

ゲームクリアしてから、すっかりこのイラストに惹かれてしまった僕。

渋谷かぁ...行きてぇなぁ...行きてぇよぉ...(´・ω・`)